令和5年度生衛業活性化等事業報告
「令和5年度 生衛業支援セミナー」
1.事業の趣旨
道内の飲食店営業、理・美容業、ホテル旅館業、公衆浴場業やクリーニング業等の生活衛生関係営業(以下「生衛業」という。)は、道民生活に欠くことのできない地域のサービス業として、日々経営の健全化と衛生水準の確保向上に取り組んでいる。
しかし、生衛業の大部分は経営基盤が脆弱な中小零細な事業者であり、長期化した新型コロナウイルス感染拡大の影響よる人流の減少や売上減少に加え、度重なる電気・ガス等のエネルギー価格、原材料価格の値上げにより、生衛業は大きな打撃を受け、経営は危機的な状況に陥っている。
道内生衛業の振興発展には、地元で奮闘する経営者や創業を目指す者への支援が不可欠であり、経営の改善向上や人材の確保等が課題となっている。
以上を踏まえ、経営意欲の向上及び経営の健全化等を図ることは、結果として利用者等の利益擁護に資することにも繋がることから、従業員の離職防止や接客対応をテーマに生衛業経営者や従事者等を対象とした「生衛業支援セミナー」を開催した。
なお、セミナーは、全道の生活衛生関係営業者に参加の機会を設けるため札幌市内の会場のほかに、オンライン同時のハイブリッド開催で行った。
2.事業の概要
令和5年度 生衛業支援セミナー
〇 日 時:令和5年11月7日(火)14:00~16:10
〇 場 所:ホテルモントレエーデルホフ札幌 12階「ベルクホール」
〇 参加者:46名(会場:30名 オンライン:16名)
札幌市出身、北海学園大学法学部在学中は、ディズニーストア札幌池内店でディズニー流接客術を学ぶほか、大学卒業後は、スポーツニッポン新聞北海道版ライターとして、約5年間コラムを連載。
その他にも、通信講座「ビジネスマナースペシャリスト」及び「販売接客スペシャリスト」を日本および海外で展開する日本教育実務協会理事長を務めるほか、2019年からは北海道新聞電子版で「青山夕香の自分を高く売る方法」を連載するなど多方面で活躍。
3.事業の検証
参加者の申し込みは会場とオンラインをあわせて58名であったが、当日の欠席が12名(会場4名、オンライン8名 )と、最終的な参加者は46名であった。
「大変良かった」20名、「良かった」11名と、合わせて31名(96.9%)から良かったの評価を得た。
- 世代別の価値観の違いや、それに対しての対応方法を具体的に聞けたことが学びとなった。
- 「世代別の価値観」が大変分かりやすく、何故、自分たちやその上の世代と違う価値観であるのか背景がわかり納得できた。
- 古い世代の価値観を押し付けることがいかに無意味であるか肝に銘じなければと痛感した。
- 時代違いでこちらが正しいと思いがちだったが、若い方の感じが分かった。
- スタッフ教育における若い方々のそれぞれの考え方や対応方法。特にスタッフが潰れるリーダーの行動については職場に持ち帰り活用する。
- なんとなく分かっていた今の若者たちの状況を的確に教えて頂いたのが良かった。今後、入社する方々への対応に、勉強したことを活かしていきたい。
- いまの世代の若いスタッフにとって、リーダーの関り方が重要と理解した。社内のリーダーへ共有させていただく。
- 話の内容が具体的で、若い世代の志向など理解が進んだ。
- 現在、大学の講師として常に若者に接していることからも, 話の内容がリアルで分かりやすかった.
- ご自身の体験談が本当に面白く聞き入ってしまった。
- 大変分かりやすい説明でとても参考になった。(複数意見)
などの記載があった。