事業の趣旨

 公益財団法人北海道生活衛生営業指導センターでは, 地球環境保全の観点から, 2010年から2022年までの期間, クリーニング業界及び消費者団体等と連携協力してクリーニング包装材の再利用等の促進を図るためプラスチックハンガーの回収等,「プラスチック製品の削減化」の協力について, 利用者等に周知啓発を行ってきました.

 2023年からは, 同じく地球環境保全の観点並びに北海道が2050年までに実現を目指す「ゼロカーボン北海道」の方針を踏まえ, 道内11の生活衛生同業組合, 行政機関及び消費者団体等と連携協力して, 道内の生活衛生関係営業者並びに利用者等の方々が事業活動や日常生活に際して排出される温室効果ガスの削減の意識向上に貢献できるよう普及啓発を進めるための推進会議を開催するとともに, ホームページ等において広く周知啓発を行います.

1 令和5年度温室効果ガス排出量の削減に係る推進会議の開催

事業の概要

 令和5年度温室効果ガス排出量の削減に係る推進会議

〇日  時:2023年10月26日(木)

〇場  所:ホテルモントレエーデルホフ札幌 13階「ベルヴェデーレ」

〇参集範囲:北海道生活衛生同業組合(クリーニング・公衆浴場業・ホテル旅館・興行・鮨商・食肉・社交飲食・麺類飲食業・料理飲食業), 北海道保健福祉部, 北海道経済部, (一社)北海道消費者協会, (公財)北海道生活衛生営業指導センター

〇議 事 等:

(1)「ゼロカーボン北海道」の実現に向けて

北海道経済部ゼロカーボン推進局ゼロカーボン産業課ゼロカーボン産業係 主幹 太田 正亮  様

(2)地域でできる食品ロス削減運動 ~フードドライブの取組報告から~

一般社団法人 北海道消費者協会 総務・組織連携グループ 総務調整部長 道髙 真理 様

(3)温室効果ガス排出量の削減に向けた生活衛生営業者等への普及・啓発(案)について

公益財団法人 北海道生活衛生営業指導センター専務理事 斉藤 聡

2 北海道生活衛生同業組合・組合員のゼロカーボンに向けた取組事例

(1)各生活衛生同業組合の取組事例

北海道理容生活衛生同業組合

北海道クリーニング生活衛生同業組合

北海道公衆浴場業生活衛生同業組合

(2)各組合員の取組事例

北海道ホテル旅館生活衛生同業組合所属

ホテルエーデルホフ札幌

メルキュール札幌

ティアラホテル札幌すすきの

ホテルビスタ札幌[大通]

JRイン札幌 他 道内全9件

ホテル京阪札幌

星野リゾート「界ポロト」ほか道内4施設

江差旅庭群来

北海道鮨商生活衛生同業組合所属

清寿し

北海道食肉生活衛生同業組合所属

有限会社サンビーム食品

北海道麺類飲食業生活衛生同業組合所属

(株)スリーサークル手打ちそば さくら

3 温室効果ガス排出量の削減に係る情報

1 食品ロスを発生させない取組

●「食品ロス」とは, 本来はまだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことをいいます.令和3年度, 日本の「食品ロス量」は523万t/年. 1人当たりに換算すると約42kg/年.

●「食品ロス」は大きく分けると事業系と家庭系に分けることができます.事業活動を伴って発生する食品ロス・・「事業系食品ロス」279万t各家庭から発生する食品ロス・・・・・「家庭系食品ロス」244万t

●「食品ロス」はごみとして廃棄されるため, 焼却処理する際に温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)が排出されます. また, ごみを運搬する際の自動車の排気ガスにも, CO2が大量に含まれています.つまり食品ロスを発生させない取組は地球温暖化と密接な関係にあります.

食品ロス対策を検討するにあたっては, 下記URL(外部サイト)等もご参考ください.

2 消費電力を抑えるための取組

●「省エネ」とは, 「省エネルギー」の略で, 石油や石炭, 天然ガスなど, 限りあるエネルギー資源が枯渇することを防ぐため, エネルギーを効率よく使用することです.

●「省エネ」対策には, 事業者(生衛業者以外も含む)と家庭で効率的にできること, また, 夏季と冬季では節電のポイントに多少の違いがありますが, 生衛業者と家庭では共通する事項も多いのです.

●「省エネ」は, エネルギーの安定供給確保と地球温暖化防止の両面の意義をもっています.エネルギー資源のほとんどを輸入している日本にとっては, エネルギーの安定供給確保は, 重要な課題です. また, エネルギーの大半は, 石油や石炭などの化石燃料を燃焼することによって得られますが,この際に温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)が排出されます.

省エネ対策を検討するにあたっては, 下記URL(外部サイト)等もご参考ください.